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      耐震構造(耐震構造 VS 免震構造)〜耐震構造編

      ●耐震構造の強さとは●



      耐震構造とは、「柱や梁を太くする」「壁量を増やす」などの方法で、建物をより頑丈にして、地震の揺れにしっかりと耐えるようにする構造のことです。つまり、強度指向型といえるこの工法は、地震がきたとき、柱や梁を大きくすることで、建物自体が揺れても、大きく変形をしないというものなのです。

      日本では、1923年に発生した関東大震災以降、この耐震構造が主流となって、建築基準法の改正がされてきました。がっちりした建物が、大きな揺れに耐えることができるといった理論のもと、阪神大震災が起きるまではこの方法が主流となってきました。ところが、阪神大震災で被災した際、建物の倒壊以前に、室内の家具の転倒といった部分で被災され、なかには亡くなった方が非常に多く、この構造自体が見直されることになってしまったのです。

      また、耐震構造では、がっちり作った結果、地震の揺れをまともに建物が受け止めてしまいます。このため、外壁にヒビが入るのならともかく、構造体の柱や梁が損傷を受けてしまうことも多々発生しました。これを受けて登場したのがスリットと呼ばれる壁と構造体の縁を切る工法です。これは極端ないい方をすれば、一体化しているために、構造体が損傷することを防ぐため、壁と柱や梁を絶縁し、揺れのしわ寄せを、建物の弱い部分を破損させることで回避しようとするものです。





        ●耐震構造の今後●



        コスト的な部分では、この工法が一番安く、また、建物自体が倒壊することも少ないため、割高になる免震構造よりは、とくに中低層のマンションでは、これまで通り、耐震構造が中心となっていくことでしょう。スリットとの併用は今までにもみられてきており、例えば、外壁のタイルが破損したという部分で、構造体への被害をおさえています。

        また、家具の転倒などについても、固定金物がホームセンターなどで販売されており、対応策は充分存在しているのです。物件を選ぶ際、耐震構造だからやめるという考え方は、控えるべきといえそうです。




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