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      建具(開き戸 VS 引き戸)〜開き戸編

      ●開き戸を使うケース●



      建具にはいくつかの形状があり、その用途もさまざまですが、一般的なのはドアタイプの開き戸でしょう。主に洋間に使用されるのですが、何といってもその長所は機密性と遮音性にあります。密閉された空間を簡単につくることが可能なので、室内のプライバシーを守る意味でも、近年では中心となっている建具です。

      とくにトイレなど、なかの音が外に漏れないようにするには、この開き戸が多用されているケースが多いようですね。ただ、こうした開き戸にも欠点はあります。それは、開閉に広い空間が必要であるということと、意外に手をはさむ事故が多いということです。日本の住宅事情は、狭い空間を、いかに広く扱うかというところにポイントが置かれています。そういった面では、開閉する扉以上の空間がなければ、この建具は設置できません。90cmの扉が、85cmの廊下に面していたら、それだけで全開させることは不可能ですよね。

      また、ドアチェックといって、扉上部に、自動的に閉まる装置を取りつけるケースもあります(これは主に玄関が多いですね)。こうした場所では、指詰めには細心の注意を払いたいものです。





        ●開き戸のチェックポイントは●



        こうした建具に必ずついているのが額縁といった枠です。こうした部材を確認すると、そこの工事の状況が、手に取るようにわかってきます。例えば垂直に設置されているかどうか。これは、扉を閉めた際に、チリと呼ばれる建具と枠との段差を測ることで判明します。通常、このチリ寸法は10ミリから12.5ミリの間で設定されているものです。上から下まで、同じ寸法で揃っていれば、この場所に関して、建具は垂直であると仮定することができますよね。このことは、扉を閉めた際にハッキリしてきます。レバーハンドルのラッチのかかりが悪いというような不具合がある場合、ここを確認してみてください。こんな場所にゆがみがあることで、その建具の精度は格段に落ちます。また、この調節は、建具業者にしか、なかなかできないものなのです。




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