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      防水(シート防水 VS アスファルト防水)〜アスファルト防水編

      ●アスファルト防水の良さ●



      防水性能保証が一番長いのがこのアスファルト防水。さまざまな工法や素材が生み出されているなか、防水業者が一番信頼している工法でもあるのがこれです。工事は、アスファルトを溶融して、下地に塗るものですが、ルーフィングと呼ばれる防水シートを間にはさみ、何層も重ねて仕上げていく、時間のかかる防水工事なのです。工事が完了すると、現場では水張り試験といって、ドレーンなどを密閉し、防水した箇所をプールのようにして水を溜めます。24時間後、この防水した区画の水が減っていなければ試験合格、この防水層の上にシンダーコンクリート及び保護モルタルといった、アスファルト防水を保護する層を作って仕上げるのです。

      大きな釜で溶融した材料を一面に塗布するわけですから、広い場所の防水、すなわち屋上などには最適であり、雨漏りを防ぐ一番の武器であるといっても過言ではないのです。240度ほどに溶かされたアスファルトを人力で塗るわけですから、皆さんが想像する以上に大変な工事になります。





        ●アスファルト防水の落とし穴●



        今まで書いたことを読むと、アスファルト防水が施されていれば、雨は怖くないと思うかもしれません。しかし、前にも書きましたが、水とはどんな隙間にでも侵入します。そして、このアスファルト防水は、溶かして塗ったものですから硬化するため、伸縮に弱いといった欠点があるのです。

        この欠点を補うためにも、複数層に渡って施されているのですが、だいたい10年を区切りに、何かしらの補修をするのが賢明なようです。時間と共に劣化するのは仕方のないことで、傷むからこの防水がよくないのではなく、要するに、いつ新築され、どのくらいの周期で、防水に関するメンテナンスがおこなわれているのかということが問題なのです。マンション選びで、古い物件を選ぶことは仕方のないことです。予算の問題もあり、新築で好条件の物件には手が届かないのが普通なのです。大切なのは、こうした物件が、どの段階で、どういったメンテナンスを施されてきたのかということ。これを忘れないように確認することが、住んでから後悔しない物件選びのポイントとなるでしょう。




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